告発のとき

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映画「告発のとき」を観てきました。
レイトショーで観れる映画が限られていたから、何を観ようか迷ったけれど、
トミー・リー・ジョーンズだな、やっぱり。という事で「告発のとき」に。
タイトルが、冴えない感じなので、絶対観たいと思ったわけでは無かったけれど
観て良かった。本当に、良い映画だった。ものすごくグッときた。
やっぱり、トミー・リー・ジョーンズだった。
素晴らしい演技!トミー・リー・ジョーンズ万歳!!
「ノーカントリー」を観たときも思ったけど、
トミー・リー・ジョーンズが時代を憂いたら、誰も敵わないんじゃないかな。
トミーが憂いたら、今という時代が、すごく恐ろしく感じたり、
全く希望が無い様な気持ちになってしまう。
何なんだ、あのしわくちゃの顔は。
殆ど表情は動かないのに、しわくちゃな中に埋もれてる小さな目が、
怒りや、悲しみ、喜びなんかを雄弁に語っていて釘付けになってしまいます。
そんな目を、私も手に入れたいものです。でも、しわくちゃになるのは嫌だな。
イラク戦争が物語のベースにあるけど、日本にいても感じる様な窮屈さ
(世間の他人への寛容さが無くなってたり、自分の言い分が正しいと
信じきっている感じだったり。)も、思い出した。
ここ最近、色んな事が歪んできていると感じる事が多いけど、
戦争は、最も顕著にそれが現れている様な気がする。
人が歪み、大義が歪み、「平和」という言葉の意味が歪んでいく。
イラク戦争が、どんな形か分からないけれど「終わり」を迎えたとしても
それが生み出した「歪み」は、終わりを迎える事が出来ないんじゃないかな。
それでも、せめて「歪んでる」という事に気付ける自分でいなければ
と思わされる映画なのでした。
だからと言って、説教臭いという事は無いし、
主人公の性格の描き方とかも、すごく良くて、
ストーリーも映像もホントに味わい深い映画でした。
トミー・リー・ジョーンズに乾杯~。
監督のポール・ハギスに乾杯~。

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